季節行事

端午の節句とは?いつお祝いするもの?飾り付けはどうする?

投稿日:2018年1月26日 更新日:

5月はゴールデンウィークですね。ゴールデンウィークと言えば、子供の日がありますよね!

普段、他のご家庭では「こどもの日」ってどんな扱いなんでしょうか?ご馳走が出る?何もないただの休日?家族で旅行に行く?様々あると思います。

私が子供時代には、子供の日は近所の公民館に集まってお菓子がもらえる日という嬉しい日だ!という印象が強くあります。

ただ、本来はどういった意味や理由があってこどもの日とされているのでしょうか?子供の日というのはどうあるべき日なのでしょうか?まとめてみましたのでご覧ください。

 

 

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端午の節句とは?

端午の節句とは昔から受け継がれてきた行事です。

節というのは、もともと唐時代の中国の習わしで季節の変わり目に行う行事です。

暦の中で奇数が重なる日は、例えば3月3日で「3」と「3」など奇数(陽)が重なると(陰)になるという理由から、それを避けるために、季節の旬な食材から生命エネルギーをもらい、邪気払いをしようという目的ではじまったとされています。

そして、その文化と日本の農耕の文化などが融合し「節句」という文化になり、定められた日に宴会を行い邪気を払う行事となりました。

端午の端は(初)という意味で、端午の午は(五)を表しています。

元来は、5月の最初の午の日ということで、5月5日が端午にあたり、うえであげたような理由から邪気払いのため5月5日に節という宴をしたというのがはじまりです。

また旧暦の5月というのは、高温多湿であり、伝染病や毒虫が萬延することから、それらから身を守るために祈ったのが端午の節句のはじまりだとされています。

 

難しい言葉を並べましたが、簡単に言うと、宴会をして悪い気を吹っ飛ばそうぜ!というノリで行われている集まりですw

ちょっと難しい昔話をしたので、ここからはQ&A形式で簡単に「端午の節句あるある」をご説明していきたいと思います。

 

Q. なぜ男の子の日なんですか?

A. 験を担いで(げんをかついで)男の子の日となりました。

もともとは、菖蒲(しょうぶ)の花を家の軒先に飾り、邪気を払うというのが端午の節句でしたが、江戸時代の中ごろになると、菖蒲(しょうぶ)が武を重んじるという意味の尚武(しょうぶ)という発音と同じことから武家の間で大流行しました。この時代の男の子というのは家の跡継ぎとして、すごい重要な存在でした。なので端午の節句は男の子の日にしようぜ!ということで江戸幕府の公式行事とされました。

Q. なぜ五月人形なんですか?

A. マネしたのが広がったのです。

もともと、武家では鎧や兜を神社に奉納し、安全を祈願するという風習がありましたが、これにならい町人たちも鎧や兜のお人形をつくり、事故や病気から子供を守ってほしいという願いが込められて人形を飾るようになりました。

Q. なぜ柏餅なんですか?

A. カシワが縁起がいいからです。

柏の葉というのは新芽が育つまで古い葉が落ちないことから子孫繁栄(家系が途切れない)という大変縁起のいいものとして重宝されました。また江戸で生まれたこの文化は参勤交代などで全国に広まったとされています。

Q. なぜ鯉のぼりなんですか?

A. これもコイが縁起のいい魚だからです。

鯉は清流はもちろん沼や池など、どんな環境にも対応できる生命力の強い魚です。その鯉が滝の急流をさかのぼり、やがては竜になり天に昇るという中国の伝説がもとになり、鯉は出世魚として重宝され、これを町人たちが子供にも長生きしてほしいし、出世してほしいという願いを込めて節句飾りをつくったのがはじまりとされています。

端午の節句って、色んな験担ぎ(げんかつぎ)があって面白いですね。まあ、こどもの成長を願う親としては、色んなものにあやかりたいという気持ちはわかりますけどね。

次の章では、節句に関しての具体的な部分についてお伝えしていきます。

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端午の節句っていつお祝いするの?

端午の節句の意味や由来は理解できたけど、じゃあ実際にいつお祝いすればいいの?という部分が気になりますよね。

五月人形っていつ出す?とか、いつしまう?とか。具体的な部分はどうなのか?気になりますよね?そこで、ベストなお祝いタイミングをお伝えしちゃいます!

 

 お祝いはいつするの?

基本的には、5月5日の節句当日とされています。ただ、前の晩にお祝いするのも良いとされています。(宵節句といいます)ご両親や親しい友人などを招いて、お母さんの心づくしの料理でお祝いしてあげるのが一般的です。

端午の節句にちなんだ、栗や鯉、ちまきや柏餅などの料理を振る舞えばベストです!

 

 五月人形はいつ出す?

人形を出すのに決まりはありません。一般的には春分の日以降であればいつでもよくて、4月中旬までに出すのが良いとされています。

特に飾る場所や方角も決まっていませんので、好きな場所に置いてもいいでしょう。ただし、直射日光などは人形の劣化に繋がるので避けた方がいいでしょう。

 

 五月人形はいつしまうのがベスト?

これも決まりはなく、一般的には5月の下旬とされています。梅雨が来る前にしまって、湿気は避けたいよね~という親御さんが多いようです。

中には年中出しているところもあるようです。うちの実家がまさにそれでした(笑)

いっつも人形が飾ってあって怖いな~と思っていましたw

まあ、いっつも出していては端午の節句の特別感も薄れるので、シーズンになったら出してそういう季節になったな~という気分をしみじみ味わえばいいかなと思います。

 

さて次の章では、「もはや五月人形を飾るだけでは時代遅れ!?」近代的、端午の節句の飾り付けをお伝えします。

 

端午の節句でベストな飾り付けとは?

今や季節のイベントはお家でパーティーをひらくのが主流になってきました。

一昔前だと、外食に出かけたりして外でお祝いするというのが主流でしたが、最近は親しい家族友人でホームパーティーというのが多いですね。

そこで登場するのが、飾り付けでございます!

五月人形を飾っておしまい!という感じではなく、最近のお父さんお母さんは、そこにもうひと手間ふた手間かけてパーティー気分を盛り上げる演出をしているんですね!

そこで、今どんな飾り付けが旬なのか?みていきましょう♪

 

① 折り紙でつくるカブト飾り

折り紙や新聞紙でカブト飾りをつくってみましょう。

こどもと一緒にできるので、楽しめますよ◎

② 置物を用意する

100キンなんかで手に入るものも多いです。

ちょっとした小物や壁に貼るウォールステッカー、窓などに貼れるPVCステッカーなど、100キンのアイテムは侮れないですよ。

そして飾りを玄関のちょっとしたところに配置してたり、トイレのドアに貼ってみたり色んな所に季節感を出すとそれだけで盛り上がり度がアップしますのでオススメです!

③ ガーラントを飾り付ける

やはりパーティーといったらコレです!

パーティー感を一気に高めるのが、ガーラントです。これがなくてはパーティーは始めらないといっても過言ではないくらい外せないアイテムです。

100キンに行けば、鯉のぼりのガーラントが売ってたりしますので、100キンで探すのがオススメです。

イメージに合う飾りがみつかるといいですね。なければ自分でつくっちゃうのも手だと思います。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。

今や端午の節句も、ご家庭のひとつのイベントとして捉えてお祝いをされている家庭が増えてきています。

ご家庭にあった、飾り付け・料理などでお子様の成長をお祝いしてあげたいですね☆

 

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